汗管腫は、真皮の深部に存在する汗腺から分泌された汗を皮膚の表面に運び出す管の細胞が異常に増殖して出来た腫瘍です。良性なので放置しておいてもよいのですが、凹凸が目立って美容上問題になります。
 表面の凹凸だけを治療しただけでは治りません。真皮の深部にまでつながっているので、それを治療しなければいけません。
 そこでこの治療には電気メスを用います。電気メスの針を真皮の深部にまで刺しこんで、電気メスの凝固作用による適度の熱で汗管腫の細胞を焼き殺します症状に応じて針の深さや熱の強さを自由に調節できますので瘢痕化を生じることはありません。
 炭酸ガスレーザーでも治療できますが、炭酸ガスレーザーは皮膚組織を消去してしまいますので、深部まで焼くと瘢痕化によって眼瞼の外反を生じることがあります。
 電気メスを用いる方法は、瘢痕にならないように軽く焼いていきますので、治療の回数がかかります。1個の汗管腫に対して、4週間おきに3〜6回治療をします。
    
汗管腫の電気メス治療
 この治療にも電気メスを用います。電気メスの高周波による切除作用で皮膚の表面から黄色腫を削り取っていきます。目で見ながら手加減で深さを調節できるので瘢痕化を生じることはありません。
 
しかし、幅の広いものを一度に削り取ると傷が収縮して眼瞼の変形を生じますので、収縮を生じない程度に分割して、数回に分けて治療します。
 汗管腫の場合と同様、炭酸ガスレーザーよりも安全で、正確に治療ができます。
  
治療前 治療3ヶ月後
黄色腫の電気メス治療
 
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