トピックス−T (2005.7 記載)
この診療所の特徴 
1) なんと言っても子供さんのアザの治療の多いことです。6歳未満の乳幼児のアザ治療が1日1件以上あります。2004年度の診療日数が235日で、263件治療しています。成人を含めてのアザ治療は572件ですから、アザ治療の半数近くが乳幼児です
  レーザー治療件数は1458件で、そのうちアザとシミの治療が1201件です。 シミの治療は629件になります。その他のレーザー治療は257件です。
  ホクロの治療は電気メスで行なっていますが、651件あります。
ちなみに、1年間の新患実数(一人、1カルテ番号)は1422名でした。
2) 県外からの患者さんの多いことです。中国地方のバスが皆集まる広島バスセンターの9階に診療所があるので便利だからでしょう。また、土曜、日曜も診療しているので、親子連れで山口市や宇部市、出雲市や松江市から来られます。帰りには同じビルにある広島そごうで買い物をして帰られるようです。多くの方は医師からの紹介患者さんです。
3) レーザー治療機器が沢山揃っていることです。いろいろな治療に対応できるので、県外の先生達からもご紹介いただけるのだと思います。その上、生来の機械好きと凝り性が重なって、どうしたらよりよく治るかと工夫して、独自の治療法や機器を開発しております
2005年4月に行われた形成外科学会総会学術集会で発表した「汎用圧迫式皮膚冷却装置」もその一つです。レーザーによるアザの治療は痛いので、大人もそうですが子供さんにとっては大きな苦痛です。
冷却によってレーザー治療の痛みが大幅に低下し、レーザーの火傷による表皮剥離も起こりませんので、女性はその場で化粧して帰られますし、子供さんも帰りはニコニコです。痛みの減少と皮膚のダメージが起こりにくいことから、通常よりも強いエネルギーで治療できるので治療効果も抜群です。2003年9月から2005年4月までに約200名の赤アザ患者さんに用いています
4) 予約制をとっていることです。たとえホクロ一つ、シミ一つにも新患さん一人に30分時間をとり、充分説明しています。エステなどでいかがわしい治療行為が行われている事例が見受けられるので、これを是正したいからです。
そのため、ご希望の受診日時にお応え出来ないことがありますが、ご容赦ください。

トピックス−U (2006.8 記載)
 この1年間、このホームページを更新しませんでしたが、その間に三つの出来事がありました。
1) レーザー治療用冷却装置の特許出願 (2005年9月)
  「この診療所の特徴」3)で説明しました「圧迫式皮膚冷却装置」の特許出願が受理されました。  現在、特許出願中です。
 この装置はレーザー治療機のレーザー光発射部分(ハンドピースと言います)に取り付けて、治療する皮膚を冷却する装置です。冷却することによってレーザー治療の痛みが著しく低下し、かつ、レーザーの火傷による表皮剥離も生じません。これまでにもフレオンガスを瞬間的に吹き付けて冷却する方法はありましたが、これに比べると、皮膚に圧着する部分をガラスにして、電気的に0℃前後にまで冷却したガラス面を長時間押し当てるので、冷却効果は抜群です。また、押し当てることによって皮膚の表面近くの血管を圧迫して血液を排除しますので、その部分の血液中のヘモグロビンに吸収されるレーザーエネルギーの損失がなくなり、皮膚の深い部分からの治療が可能となります。
 通常の治療は、皮膚の表面から治療を開始するため、焼けた血管が瘢痕化してレーザーのエネルギーを通しにくくします。そのため、皮膚深部の血管腫が残りやすくなりますが、この装置を用いての治療では皮膚深部からの治療開始となりますので、皮膚深部の血管腫が治りやすくなるのです。
 なんといってもこの装置の一番の長所は以下の通りです。
1)痛みがほとんどないので、乳幼児、小児も麻酔なしで通院治療できる。また、広い範囲が保険適用で治療できる。
2)水疱形成がないので、治療直後に化粧して帰れる。
3)水疱形成後の表皮剥離がないので、術後の着色などの予防が不要である。
4)痛みと表皮障害が軽度なので、より強い出力での治療が出来る
などです。
 ちなみに、2003年9月から2006年8月までの3年間に、この装置で治療した患者さんの症例数は300名を超えました。極めて良い結果を得ています。
2) 新患総数10,000人突破 (2005年11月10日)
 開院後7年6ヶ月で新患実数(一人、1カルテ番号)が10,000の大台にのりました。 10,000人目の方は東京と横浜からのお二人連れで、シミの治療でした。東京の方に花束を贈呈して祝いました。
3) 新院長就任 2006年4月より、長男の隆史が当院の院長として着任しました。広島市民病院形成外科副部長から大阪赤十字病院形成外科へ転任し、チーフドクターとして2年8ヶ月間勤務しておりましたが、この度広島に戻り、当院の二代目院長となりました。隆敏は理事長として、共に診療に当たっています。
 戦力の増強により、形成外科および美容外科の手術を手掛けることが出来るようになりました

トピックス−V (2010.9記載)
 この2年間、ホームページを更新しませんでしたが、その間にレーザー機器に関する三つの出来事がありました。
1) ルビー・レーザーの改良
 今年4月には4本のレーザー発振管を使ったルビー・レーザーが厚生労働省の認可を受け発売されました。従来は2本で発振していたため、焦点の形がひょうたん型になり、焦点中央の出力が弱い欠点がありましたので、これを改良したものです。
 1998年、ニーク社製ルビー・レーザー「MODEL IB 101」第一号機を購入し、この欠点の改良に4本管の採用を指導しておりましたが、ようやく実現しました。
 また、この8月からは、ジェイメック社製ルビー・レーザー「The Ruby Z1」の改良型厚生労働省の認可を受け発売されました。これも1昨年5月購入以来、各種改良を提案してしていたものです。
 ジェイメック社製ルビー・レーザー「The Ruby Z1」は、東芝製ルビー・レーザーの後継機で、カライドスコープを用いて焦点の形が6角形の均質な出力を実現したものです。
 
東芝製ルビー・レーザーは心石隆敏が広島市民病院形成外科主任部長時代の1991年に購入し、各種改良を指導してきたもので、今回の改良点も当時実現できなかった箇所を、ジェイメック社の優れた技術で完成させたものです。
 当院では、現在、ジェイメック社製ルビー・レーザー「The Ruby Z1」を用いています。

2) Asclepion社製フラクショナル・レーザーの導入
 昨年5月には、ドイツAsclepion社のフラクショナル・レーザーを導入しました。これはエルビウム・ヤグレーザーの皮膚削作用で真皮深くまで微少の穴を掘ったり、皮膚表面を削ったりするものです。これによって「小じわ」を取ったり、「毛穴」を引き締めたり、「ニキビ跡」を目立たなくするのです。
 現在、活用中のレーザーです。
3) Candela社製ダイ・レーザー「Vbeamの導入
 この9月には、アメリカCandela社のダイ・レーザー「Vbeam」を導入しました。本年7月に厚生労働省の認可が下りたばかりの最新型赤アザ用のレーザーです。これで、この機種での保険治療が可能となりました。
 従来からの「圧迫式皮膚冷却装置」と併用して、これまで以上の効果を発揮します。ご期待下さい。


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