保険適用について
- アザのレーザー治療に健康保険は適用されますか。
赤アザ:単純性血管腫(毛細血管奇形)、いちご状血管腫(乳児血管腫)
青アザ:太田母斑、異所性蒙古斑
茶アザ:扁平母斑
の治療に健康保険が適用されます。
アザ以外にも、毛細血管拡張症、外傷性色素沈着症に適用されます。- 黒アザのレーザー治療は健康保険が適用されますか。
黒アザ(先天性色素性母斑、ホクロも含む)のレーザー治療には適用されません。
手術治療は通常適用されます。- レーザー治療は何回でも健康保険が適用されますか。
単純性血管腫(毛細血管奇形)、いちご状血管腫(乳児血管腫)、毛細血管拡張症は、3か月毎に何回でも適用されます。
太田母斑、異所性蒙古斑は、ルビーレーザーは3か月毎に5回まで、アレキサンドライトレーザーは3か月毎に何回でも適用されます。
扁平母斑は、ルビーレーザーで3か月毎に2回まで適用されます。- どのレーザーでも健康保険が適用されますか。
単純性血管腫(毛細血管奇形)、いちご状血管腫(乳児血管腫)、毛細血管拡張症は、色素(ダイ)レーザー
太田母斑、異所性蒙古斑はルビーレーザーとアレキサンドライトレーザー
扁平母斑はルビーレーザー
が適用されます。- シミは健康保険が適用されますか。
シミの治療には適用されません。
- 刺青(入れ墨)の治療に健康保険は適用されますか。
刺青の治療には適用されません。
- レーザー脱毛に健康保険は適用されますか。
脱毛治療には適用されません。
- しわ・毛穴・ニキビ跡の治療に健康保険は適用されますか。
適用されません。
治療回数について
- アザは何回治療すれば治りますか。
アザの種類、濃さ、深さ、部位、年齢などによって異なりますが、1回で治ることはほとんどありません。
詳しくは、レーザー治療についてのご説明をご覧ください。- シミは何回治療すれば治りますか。
老人性色素斑(平らなシミ)と老人性疣贅(イボ状のシミ)は通常1回で治ります。
遅発性太田母斑様色素斑は2~3回必要です。- 刺青(入れ墨)は何回治療すれば消えますか。
墨汁と針で入れたものは通常4~5回以上必要です。機械彫りや多色のものはレーザー治療だけでは困難です。削るレーザーや手術も組み合わせる治療になります。
- レーザー脱毛は何回治療が必要ですか。
毛の深さ、濃さ、部位などによって異なりますが、4~5回は必要です。
- しわ・毛穴・ニキビ跡の治療は何回必要ですか。
ある程度効果が出るまで5~6回はですが、回数が多いほど効果は高くなります。
治療間隔について
- アザの治療は何か月ごとに行いますか。
健康保険の適用上は3か月に1回ですが、アザの種類、年齢、部位、治療後の状態、等によって異なります。
通常、単純性血管腫(毛細血管奇形)は3か月毎、いちご状血管腫(乳児血管腫)は1~3か月毎、太田母斑は3~6か月毎、異所性蒙古斑は3か月毎、扁平母斑は3~6か月毎です。- シミの治療は何か月ごとに行いますか。
老人性色素斑(平らなシミ)と老人性疣贅(イボ状のシミ)は通常1回で治ります。
遅発性太田母斑様色素斑は1回で治らない場合は、6か月~1年後にもう1回行います。- 刺青(入れ墨)の治療は何か月ごとに行いますか。
早く治したい場合は1か月毎に行います。それ以上あけても構いません。
- レーザー脱毛は何か月ごとに行いますか。
レーザー治療するたびに毛がほとんど抜けますが、毛が生えてないとレーザーが効きませんので、次に生えそろう2~3か月毎に行います。
- しわ・毛穴・ニキビ跡の治療は何か月ごとに行いますか。
通常1~2か月毎に行います。