先天性色素性母斑(黒アザ)の治療
この治療にはルビーレーザー、ヤグレーザー、
エルビウム・ヤグレーザー、電気メスを用います
先天性色素性母斑を完全に除去するには切除術が必要です。縫合して線状の傷跡にする場合、1回ですべて切除する方法と数回に分けて切除する方法があります。縫合できない場合は切除後に植皮術が必要になります。
母斑の色が褐色の場合は、レーザー治療を繰り返して薄い色にできることもあります。
この治療にはルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、エルビウム・ヤグレーザーを使用します。ルビーレーザーまたはアレキサンドライトレーザーの、ノーマルパルスモードで表皮を剥がしてから、Qスイッチモードを照射します。また、エルビウム・ヤグレーザーを用いて先に表面を削ってから、Qスイッチレーザーを照射することもあります。
いずれにしてもレーザー治療で完全に除去するのは困難で、多少瘢痕も残ります。一旦薄くなってもまた濃くなってくることもあり得ます。